なぜ運動はからだにいいのか 「筋肉と血管の人体学」
運動はからだにいい
こんにちは。とよひろです。
運動はからだにいいというのは本当です。
私自身からだのだるさが全く違いますし。
ところでなぜ運動はからだにいいのでしょうか?
そこでまずは、運動によってからだの中で何が起きているのかを調べてみます。
運動とは
運動とは走る、泳ぐ、飛ぶなどですが、これらに共通していることは何でしょう?
正解は「筋肉」が動いているということです。
さて、では次の問題です。
筋肉を動かすことにより何が起きるでしょうか?
正解は血液を押し上げているです。
これはちょっと意味が分からないかもしれません。
しかし、「脚は第二の心臓」という言葉を知りませんか?
これに関係してきます。
脚ってそんなにすごいの?
脚というのはほぼ筋肉でできています。
胴のように内臓もないですし、頭のように脳みそもありません。
まあだってあなたの体重を寝ているとき以外は支えているわけですから。
こう考えると脚ってものすごく大変な部分ですね。
とりあえずここまでで脚=筋肉の塊で、
しかも、寝るとき以外脚の筋肉を動かしているということはわかっていただけましたか?
じゃあ次は筋肉と血液循環についての話です。
筋肉と血管
まず血液は心臓から大動脈を通り全身に送られ、大静脈を通り心臓に戻ります。
ちなみに心臓から心臓を結ぶ血管を伸ばすと約2kmになります。
こんな長い距離を一つの小さな心臓のみで戻せるでしょうか?
まあ戻れませんよ。
脚から心臓への道なんて重力に逆らっていますしね。
そこで心臓へ戻る静脈たちは考えました。
「まず逆流しないようにしよう!」
というわけで、弁がついています。
逆流して来たら弁せき止めるわけですね。
次に考えたことは
「筋肉の収縮の動きを使おう!」
ということで、静脈は筋肉の近くにあります。
で、筋肉により静脈が押され圧力が生じます。
この圧力を使い血液を心臓のほうへ送っています。
もし逆流しても弁が防いでくれます。
ついでに、呼吸による横隔膜の動きもポンプとして使っています。
要するに、運動すると
・脚を動かし筋肉を収縮させる→脚筋肉ポンプ作動
・呼吸が荒くなる→横隔膜の動きが激しくなり、呼吸ポンプ作動
これら二つのポンプが働きを活性化してくれることにより血液の循環がよくなります。
血液は酸素を運ぶ「赤血球」、体を守る「白血球」、血液の止血をする「血小板」、水や栄養や老廃物を運ぶ「血漿」で構成されています。
酸素を持たない赤血球や栄養のない血漿が循環せずに同じところにいてからだにいいと思いますか?
栄養、酸素がなければ頭も働きません。
大人になると頭が固くなるのは子供のように動かないからだと思っています。
(もちろん固定概念が植え付けられているとかあるでしょうが)
毎日寝ても治らないだるさを背負っていませんか?
該当するならぜひ一度運動をしてみてください。
室内でサイドステップしてシャドウボクシングがおすすめです。
それでは、ぜひとも健康ライフを!